1/4 提案前の考察(大雑把な関係性)

まずは、最初のステップです。
ご依頼いただいたシステムの要素を洗い出し、その関係性を大雑把に把握します。


Pic 01

おそらく、社員は兼務があると想像する。

さすがに組織ひとつだけに所属する社員のみで構成している会社はなさそうだ。
組織に関しては、特命事項や期間限定のプロジェクトなどいわゆる部署以外にもいろいろ運用も想像できる。

社員は、複数の組織に所属する。
組織は、複数の社員を持つ。

そうなると、社員と組織は、M:N にしかならない。

0 の関係は後で考察するとして、社員と組織は以下の関係性だな。
関係性の 0, 1, Nの表記は、みなさんご存じの通りです。


M : N の関係性は、データベースで扱いが難しいため、1 : N に分解が必要です。
M : N の関係性は、その間に要素をおいて、1 : N で表現すると、M : N は解消できます。

ところで、社員ー組織リンク?
この実体は、何だ?

社員と組織を紐付ける業務・作業とは?


なるほど、そうだ。

採用通知、辞令、特命指示、人事発令など企業独自の運用だろう。
ここは、何かの要素があるべき。

お客様の運用や社内ルールをヒアリングする必要がある。
ヒアリングで正しい呼称を定めるとして、一旦、ここでは”辞令”としておこう。